「ごめん…」
これだけ喜んでくれるコウキに
こう、言うことがどういうことか…
分からないわけではない…
でも、
他にどうしたら良いのか
何かいい解決方法があるのか…
ない…
あるわけなかった…
「ごめんね…
今は産めないよ…」
「何でっ!
産めよ!!
オレらの子産んでよ!!!」
私の肩をつかむコウキの手に力が入る
真剣な顔で
何度も産めと言うコウキ
「産みたいよっ、
だけどどうやって育てるの!?
私、学校どうしたらいいのよ!」
「行かなきゃいいじゃん!
ずっと傍にいろよ!
2人で子供育てようよ!
なぁ!!」
「ムリだよっ!―――」
この時、私は
何を優先しても、
どれも後悔にしか考えが行き着かず、
すごく中途半端…
そんな、
情けない顔をしていただろう…
2人で泣きながら
散々言い合って出した結果――
コウキ1人の給料では経済的にもきつい。
私はまだ学校が決まったばかり、
たくさんの期待を裏切る。
まだどちらも若すぎて
自分達だけで到底子育てはできない。
イコール――
だれもが確実に反対する。
まだ、今は、
産んでも、子供を幸せにできない…
今は…
産めない―――


