わたしの名前は…



「コウキの携帯にお前の番号入ってて…
替わってなくてよかった。
明日10時から…
火葬なんだ…
オレ友人で顔出しに行くから…」

「先輩。
写真…見せてあげて…カナムの。
私たちは…
行けないから―――」



会わなくたって、
どっかにいる…


それとは明らかに違う…



もう…
会おうとしたって、
2度と会えない―――



意地もプライドも、
なんて意味が無いんだろう―――


死んだら…
イミナイ…



こうしたいと願うことは、
生きているからイミがあるのに―――



カナムを愛していて、
なのにカナムの父親になりきれなかった、
カナムの
世界でたった一人の父親に…

あなたの願いは叶えられないけど…

叶夢の今の写真をプレゼントするね…



いい名前でしょ…

夢を叶える…
叶夢…



あなたのたった一人の子供です。

カナムの夢が叶うように、
カナムの顔を覚えて、
ずっと…
見守っていて下さい…