わたしの名前は…


「俺の靴履いてくれた偶然と、
サキの靴履いた俺の愛の強さ?
すげぇ!絶対サキは俺の女になる運命だ!
そう思ったもん!」



いつの間にか
興奮のあまり、ちゃんがなくなっていた…

「サキの笑う顔、すげぇかわいい。
あの思いっきり笑う顔、
ずっとさせてたい。
サキが創んないでサキのまんまで笑える、
唯一の、男になりたい。」


――――。



「聞いてる?
でも、俺…なのに…」




泣いていた…

私はまるで…
電話の先でユウキが…
また私に愛をくれているようで…

ずっとユウキに抱き締めてほしくて…

“サキ”を見てくれる…
“サキ”を愛してくれる…


ユウキの代わりを求めていたことを…
自分で気付いて…

泣いていた…



でも、ヒトシはユウキに勝てるのか…

全てを知っても、
“サキ”を見てくれるのか自信が無かった…