プルルルル―――
「はい――」
「もう、キズ付けないから!
ちゃんと話したから。
だから…
俺の話、聞いて…」
私がいつ、
ヒトシに傷付いてるなんて言っただろう…
強がって…
傷付いてるなんて…
1つも言わなかったのに…
あなたはいきなり、
そう言ったね…。
私の心を…
見透かしたように…。
「…聞いてるよ。」
「よかった…」
ヒトシはサトミに、
あれから電話して話したことを、
事細かに…話出した。
私は最後まで、
ただ…聞いていた…。
時折、何も言わない私に、ヒトシが
「聞いてる?」
と、聴くから
「聞いてるよ。」
と、答えた…。
話は―――
あの、
ヒトシに初めて逢った合コンから…
始まった―――


