わたしの名前は…


「ゴメン…
聞いてない…
ていうか、言ったの…
あいつ…
ムカつく…」

「言わなかったよ。
私が気付いたの。
てか、誰が言ったとかそんなの問題じゃない!
ちゃんと話し合いなよ!」

「…だよな。
ごめん。確かにヤッた…
ありがとう教えてくれて。
でも、俺、サキちゃんのこと、マジだから…
もし…妊娠してたら…」

「いいよ私に言わなくても。
私には関係ない。
2人の問題でしょ…」

「解ってる。
だけど聞いて。
サトミちゃんにはスゲェ悪いけど、
堕ろしてもらう。」

「だから、私に言う必要ないってば!
私のせいで堕ろしたとか言われたくないし!
あんた達がヤッたのは私には何の関係もない!」

「そうだけど、
そうじゃないんだ!!
誤解なんだ…
ヤラなきゃいいのに…
俺が悪いんだ…
とにかく、好きだから!
サキちゃんを好きだから、待ってて!」




プッ、プー、プー、プー…

「待つ必要なんかない…
私には…
関係ない―――」



ヒトシは一方的に告白して
すごい勢いで電話を切ってしまった…。