わたしの名前は…







合格――




普通に、確かに、
合格はうれしかった…

今度は忘れないうちに?
学校に報告しに行った



「本当にか!
すげぇなぁ、やったなぁ!
頑張ったなぁ!!」

頭をグリグリ撫で
我が子のことのように喜ぶ恩師…

試験科目を放課後教えてくれた
各科教師にもあいさつ…

みんな、3年間の高校生活で見たこともないやさしい笑顔で

「おめでとう――」

「がんばれよ――」

と、言ってくれた

両親ももちろん大喜び…

達成感は最高だった。




ただ、手放しで喜べない…

コウキと2年間、
今までのようには逢えなくなるんだ…

コウキと出会い
まだ2ヵ月ちょっと――

親が呆れて
何も言わなくなるほど、
毎日のようにコウキといた…

それが今度は
休みが長く続かなきゃそうそう逢えない距離…



でも、コウキに言わなくちゃ、ね…


その夜、コウキから電話が来た。