ヒトシの子―――
傷付きもしなかった…
アパートが解る、
イコール、
アパートに入った。
イコール…
ヤッた…
もう解り切った、
オスメスの成り行き―――
「で?
産むの?産まないの?
もう、それだけでしょ?
私に言っても答えなんか私は決められないよ。
ヒトシと話せば?」
面倒くさい…
そういういざこざに、
自分にもカナムにも
何の利益もない話に、
時間を割いたり
巻き込まれたり…
そんな無意味な面倒は2度とゴメン…
離婚で沢山人の心の汚さも、弱さもみた…
常識や良識のない、
ただただ疲れるだけの意味のない疲労…
もう、男女問題はゴメンだ…
そんな元気はない…
そんな元気はないのが、
本当はコウキを失いたくなかった私の…
私さえ気付いてやれない
私の、奥底で眠る本心…
だったのだろう――
起きない“サキ”に、
起きてるつもりの“サキ”が、
深い夜を創っていた…
目覚めるな…
起きたら傷付く現実が待っているから―――


