「おう!遅いなサキ!
まぁ座れ!」
(はぁ、あんたがいたからか!)
職場の先輩…
私のことを気に入っている…
もちろん、私の表面を…。
この人に言われて
サトミは断れず、
しつこかったらしい…
確かにいる男は
いつもとは違う雰囲気…
でも、だから?
簡単、簡単。
気持ちイイ程、簡単に男達はカレンに落ちていった…
(ざまぁみろ…)
汚ぁい、キモチの私…
(そろそろ黙って帰ろっと♪)
そーっとバックを持ち、
トイレに行くフリして…
「ごめん!
仕事終われなくってさぁ…」
(何っ!?)
「遅いよ!遅すぎるよ!
何時間遅刻してんだよヒトシっ!!」
「わりぃ、わりぃ!」
「もう次行くぞ!?」
「あれ?
君、バック持ってまさか帰るの?
今俺来たばっかだし、いてよ、えーと…」
「…サキです。」
「サキちゃん!
乾杯してよ、ね!」
(まだいたのかよ…)
こっそり帰ろうとしたのに、
みんなに気付かれ、
帰るに帰られなくなった。
なんてタイミングの悪い奴だ…
確かに、人数はこれでオス、メス一緒…
ここで帰ったら、
せっかくみんな落として
えー何でいないのぉ!な感じで後引きつつ
手に入らず悲しぃ!なはずの作戦が台無しぃ!!!
「…帰りませんよ?
バック…持っただけ…」
「よかったぁ!
じゃなきゃ俺、遅れた分人数的に不利だよねぇ!」
そうしてタイミング、
私には悪く、
ヒトシには良く?
私達は出逢った―――


