わたしの名前は…


次の日…

初出勤…



太陽が降り注ぐ初夏に、
昼から太陽を遮断した店…


店のドアの前に
女のコの写真がズラリ――


その中の下の方に、
カレンと名前の付いた私もいた



ドアを開けると
音楽がガンガン

ブラックライトが
照らす接客シート…


「おう、来たか、カレン!」


オープン前の店内で
昼食にパンをかじりながら主任が声をあげる。


「早く着替えろ!
飯食ったか!?
ガンガン指名いれるから頑張れよ!」


「食ってない…」

「はぁ?
貧乏学生!飯食え!
体力勝負だぞ!」

主任はそう言って、自分が買ったおにぎりの入ったコンビニ袋を私に渡し、
ガハガハ笑って客引きに向かった。



コール担当の佐藤くんが、

「まもなくオープンです!
みなさん、今日もよろしくお願いしまーす!」

と言うと、
女のコが

「はーい。」

とか

「待ってー。」

とか

「やだぁ!」

とか……



12:00ジャスト、

「オープン!」

で、
店のドアが開けられると、
昼間っからよくまぁ…

という程、
客が流れ込むようにシートに案内され、
入ってくる――



「何でこんなにいるの?」

なんとなく佐藤くんに聞いてみた…


「指名なしでイイコについてもらうには、
オープン時が一番確率高いからじゃね?」

「はぁ、なるほど…」



つまり、
この時間に来るのは
指名したいこが特にいない客…

じゃあ、
とってやろうじゃん!



私の変なチャレンジ精神に火が点いた―――