わたしの名前は…




翌日、母と2人で病院に行った――



「お母さんですか?」

「はい。
お世話になってます。」

「お母さんには話したの?」

「…うん。」

「で、どうする?」

「………。」




どうする…


私には選択肢がもうない…


「先生…
実は―――」

黙る私の代わりに
母がしゃべりはじめた…


事実を言葉にされ
また涙が出てくる――



「…まあ、診てみよう。」

言われるがまま
私は診察台に乗った。


見えないカーテンの向こうで、
エコーをグリグリと向きを変えながら
医師が

「うーん、
見えないねやっぱり。」

とだけ言って、
内診を終えた…