静かな部屋――
いつもは気にならない
隣や上の階の生活音…
お腹に手を当て
じっと見る―――
「Jr.?
もう、帰ってきたの?
なんで…今…」
また殺すの?
私―――
何もいつもと変わらない
自分のお腹を撫でながら、
どうすべきか考えた―――
もう殺したくない。
また、
コウキを悲しませたくない。
今中絶したら、
コウキは確実に他の女に行っちゃう…
でも、
学校は?
親は?
私の夢…は?
今妊娠しているってコトはギリギリ卒業前に出産…
資格試験が受けられない…
休学…
でも、みんなと一緒に卒業したい―――
でも殺したくないよぉ――


