「木下さん、どうぞー。」
「久しぶりだな。
薬か、
今日はアレ持ってきた?」
「もちろん!
最近なみなみないよ。」
前にコウキのことを、
あんまりすすめないって言われたから
コウキに会って、
体温安定しているんだぞ!みたいなかんじで、
得意げにアレを出して見せた。
「どれ、
だったら薬ももういいかな…」
私からアレを受け取り、
医師はじっくり時間をかけて眺めた。
「ん?―――」
細部までよく見る医師…
(何!?何か駄目?)
不安になるほど時間をかけて見て、
突然
「今、おしっこ出る?
おしっこ採って。」
「じゃあ、
トイレにコップあるから
それに名前書いて中の窓から出してね。」
看護師に言われ、
何を突然?
の、質問もできないまま
トイレへ誘導された。
言われたとおり
中の小窓から尿を出した。
その先には、診察室の一角が見え、
医師が看護師に
「SS調べて。」
と、言っている…
「何だそれ???何の検査さ?!」
手を洗いながら考えてみたけど、
何の略なのか???
トイレを出ると、
看護師が診察室のドアを開けて待っていた。
「どうぞ。」
はてなマークをたくさんまとった私は、
医師の前に座り
「何ですか?
基礎体温おかしい?」
と、先手をきって質問。
「いや、おかしくはない。」
「ホント!?良かったあ!!」
治ったんだ!
うれしさがカラダを一気に駆け巡る!
しかし、
医師はこう続けた…


