わたしの名前は…


前にこの部屋に住んでいた人なのか、

新聞を止め忘れているらしく、
私の郵便受けに毎日、新聞が入れられていた


なんだか気味悪くて
郵便受けの1番上にいつも出して置いておいた


でも、
ずっとそのままで、
1週間に1回管理人が見回りにくるのか、なくなっていた。



(あ、求人だけちょっと見せてもらお!
どうせ捨てるならいいよね?)



見てまた戻す――

そんな感じで情報ゲット。


どれも、
短時間ではたいしたお金にならない…


居酒屋の深夜帯が1番かなぁ…

やっぱ
夜しかないのかなぁ…

どうせ夜なら
水商売はやっぱ大変なのもあるけど
時給イイよなぁ…


ダメダメ!




「居酒屋にしよっかなぁ…」




明日は薬ナシで産婦人科受診。


春休みの終わりに、
コウキは私に1万円を持たせた。


「足りないだろうけど、
少しは薬代の足しになるだろ。」

と、言って…

その気持ちが
すごくうれしかった。

だから、
それは使いたくない…


前のバイトで、
少しは貯金もあったが…

アパートに入る敷金、礼金を親には仕送りを貯めたと言って出した。


だから
残りはわずかだった…