わたしの名前は…


新しい生活空間に
ワクワクが止まない。


私は1階の玄関のロックを開けた。



洗濯機、テレビ、冷蔵庫…

大型家電を
細い男と、背の高い男が運び込む



「若いって素晴らしい!
階段でしょ、ここ。」


「一応プロなんで。」



私と同じ歳くらいの男は、
なぜか自分が住むかのようにハイテンションなおばさんの相手をしながら、
短時間に運び終えた…



「失礼しました!
またご利用ください。
ありがとうございましたぁ!」

「はーい!
またよろしくね!」

「って、
アンタが住むんじゃないでしょ!」

「いやぁ、
なんかかわいいじゃん?
ああいうの彼氏にしたら?」

「アンタバカでしょ?!」

「なんでぇ?
同じくらいじゃない?
ああいうマジメに仕事してるコいいじゃない!」

「はい、はい。
自分の趣味ですか…
コウキだってちゃんと仕事してます!」