「ん…
どうした?」
コウキが目を覚まし、私の顔をのぞく。
「何やってんの?」
くわえているからしゃべられない
しゃべったら
温度が変わっちゃう…
「んーん。」
ただ首を振る私を不思議そうに見て、
「何?何それ?」
バレたくないけど、
1日もごまかしたくない
ピピ…
体温計を口から出すと
「何やってんのって!」
言わないわけにはもういかない――
「これねぇ…」
私はコウキに全て説明した。
基礎体温表も見せた。
なぜ、
コウキに黙っていたか――
やっぱり聞かれる…
「何で黙ってんだよ!
ガキ堕ろした後からならオレのせいでもあるだろっ!!」
「だって…」


