わたしの名前は…





「サキ、
帰ってきてくれてありがとう…
お帰り…
愛してる――」







最終学歴中学卒業。
頭は決して良くはない。

計算してものが言える人じゃない。

そんなコウキの
思ったまんまの言葉に、
キズ付き、癒される…




いつもあなたの眼を見て
あなたの言葉を聴いていたい…

そしたらすぐに、
ウソもホントも伝わるのに――



「うん…ただいま。」




真っすぐな眼…

愛してる、コウキ…





愛してるを伝えたいのに、
声に出せない




―――。





私からの返事が聞きたい、
そんな間――






「行こうか。」

諦めるように、
コウキは車を走らせだした…




ごめんね、コウキ…




裏切ったほうも、
裏切られたほうも、
どっちも苦しい…


このとき
わかったはずなのに、


どうして私たちは、
一緒にいることを選び、




同じ過ちを
繰り返したのだろう―――



コレから先、
私たちがあゆむ路に、

どうしても必要な、
これが運命…



だったのだろうか―――


運命なんて―――