「何でコウキなんか
こんなに好きになったんだっけ…」
「何でだろうな。
何で裏切るんだろうな…」
コウキ本人の前で
こんなに言ってくれたのは
私を楽にするためか
自分のこころの底を
楽にするためか…
重みがあって、
こころが軽くなったのは事実だった…
「ナルセ先輩を好きになってたら良かったのにね…」
泣き顔に少し笑顔を作れる力が出た
「でもオレは
ナツミ(彼女)しか好きじゃねぇけどな…」
「あはは…
やっぱ、ナルセ先輩はバカだね…
私だって、
コウキしか好きじゃないよ。」
「はっ(笑)。
バカじゃ勝てねーよ、オレには…
―――。
泣くぞ…お前…」
「つらいね…
そしたらナルセ先輩がまたなぐさめてよ。」
「ヤダね!
お前オレの言うこと聴かねぇじゃん(笑)」
忠告や、
選択肢の提案は、
他の誰かでもできる
でも、
最後に決めて、
動くのは
私自身―――
振るなら今。
続けるなら、
覚悟しろ…。
そう、選択肢を出してもらった…
選んだのは、
わたし―――


