「これ・・・・・余った料理・・・・入れて・・・・帰る・・・・・小夜・・・・・・喜ぶ・・・・。」
笑顔の熊さん。
「く、熊さん、さすがに、高級フレンチにタッパは、・・・・勘弁していただけませんか?」
執事が苦笑いを浮かべて言った。
「熊さん、私、お土産いらないから、楽しんできて。」
私も、苦笑いを浮かべて、熊さんから、タッパを受け取った。
「・・・・わかった・・・・・・それ・・なら・・・・・俺・・・・料理・・・味・・・再現・・・する。」
残念そうにタッパを私に渡した後でつぶやく熊さん。
「楽しみにしてるね。」
私は、熊さんに微笑んだ。
「う・・・ん・・・いってきます。」
熊さんと執事は、高級フレンチへと出かけて行った。


