その姿を見て、私とサブは、顔をあわせる。



なぜなら、前髪は、うまく色落ちしていたが・・・・後ろは、トイレ用の洗剤で洗ったために、髪が抜け落ち、禿げていたから。



「・・・・・・さすがに悲惨だな・・・」



サブが、私に小声でつぶやく。



「・・・・・そうですね。」



私もサブの言葉に同意する。



(それよりも、・・・・こんなことしてて、私、屋敷に戻れるのかな・・・)



「はぁ~・・・」



私は、大きなため息をついた。



私達が、屋敷に戻れない理由。



それは、一日前に私達が起こした事故が原因だった。