翌朝、私は、目を覚ますと、部屋の中からは、様々な音が、すでに聞こえてきていた。
押入れを出ると、すでに、部屋の布団はたたまれて、綺麗に整頓されていた。
「な、何が起こったの?」
私は、驚いて、台所へ行くと、そこには、料理をしているポチとテーブルで何かを食べている真木ヒナタがいた。
「ポチさん、何をしてるんですか?」
私は、とりあえず、ポチに話しかける。
「あ、小夜姉さん、おはようございます。ちょっと味見してもらえますか?」
ポチは作っていた味噌汁を少し小皿にすくって、私に渡した。
「えっ?あ、はい。」
私は、小皿を受け取り、口に運ぶ。
「どうですか?」
ポチが私を見た。
「・・・・美味しいです。」
私は、素直に答えた。
「そうですか。それは良かった。」
そう言って、再び、料理へと戻るポチ。
手際よく、料理を進めて行く。


