やくざと執事と私【第3部 上巻:ラブ&マネー】



「イタァ~イ!!!何するんですか、小夜姉さん!!!」



ポチが、私にお腹を踏まれた痛みで飛び起きる。



「うるさ~い!ポチさんは、静かに寝とけばいいんですよ!!」



「・・・すいません。」



ポチは、私に睨まれて、驚いた様子で素直に謝った。



私は、そんなポチを相手にせずに、そのまま、押入れの中へと入っていった。



(もう・・・・何でこんなトラブルばっかり・・・・はぁ~・・・)



私は、押入れの中でも、しばらく、怒りが収まらなかったが、いつの間にか、眠ってしまっていた。