「それ~!」 いきなり美奈が叫んだ。 美奈の指は、拳銃を指差している。 「・・・・この拳銃がどうしたの?」 私は、美奈に聞いた。 「お母さん、それ持ってる人とどっか行ったよ。」 美奈が笑顔で私を見た。 「・・・・・真木さん、これって・・・。」 私は、真木ヒナタを見た。 「ああ、・・・美奈が、俺達に誘拐されたんじゃなくて・・・美奈の母親が、誘拐されたのかも知れないな・・・・」 真木ヒナタの言葉にも、美奈は意味がわからずに、ただ、笑っているだけだった。