「亜里香あ」 「ん?」 「泣いたんでしょー?大丈夫?」 そっと、スズは私に氷を差し出した。 「ありがと」 「で?原因は?」 「分かりません・・・」 「はあ?」 スズは、呆れた表情で、口をポカンと開けていた。 「ちょ、スズさん?」 「ばっかじゃねぇの!?」 いきなり、怒鳴られた。