肉食女子×草食男子

他の2人も頷いてる。


確かにさっきよりスッキリして見えた気がした。



「あんたなかなかやるね。気に入った。ウチでゆっくりしていきな。」


真紀ねぇは女の子にそう言ってパンプスを履いて家を出た。



あの真紀ねぇに気に入られたら怖い物は何もないだろう…。



この子…ただ者じゃない。



「さっ、リビングに入りましょ。」



母さんの声でみんなはリビングに移動した。



女の子はソファーに座り出された紅茶を上品に飲んでいる。



「奏、この子の名前は?」


亜紀ねぇが聞いてきた。



「俺だって知らねぇし。」