肉食女子×草食男子

「は?ちょ、待って!!」


こいつ…か弱そうなのに走るの速すぎだろー!!



「ここまで来れば大丈夫でしょ。」



「はぁ…はぁ…なんで俺まで。」


息を整えて聞いた。



「わからないわ。気まぐれかしら。」



は?なんだこいつ!!



「ってか俺の家の前じゃん。」



何故か見慣れた家がある。



「そうなの?ならお邪魔するわ。」



え?は?


女の子はズカズカと家の中に入って行った。



「勝手に入」


「お邪魔しますわ。」



俺の言葉は掻き消され女の子はドアを開けていた。