優斗との電話を切ったあと、すぐに別の場所へ電話をかけた


――プルルル―



《はぃ。》


「あ、佐倉?」


《ハッ!?よ、陽介様でございますか?》

佐倉は家の執事の1人で主に親父の秘書や、俺の世話がかりをしていたヤツだ


「あぁ。頼みがあってなぁ?」


《陽介様の頼みなら何でも……》



「実は―――――――」



俺は今までのことをすべて話した。



「……で、潰したいんだけど。ネタならいっぱいある。」


《潰すのは簡単ですが…向こうはそんなんですからヤクザを使ってくる可能性が…》


「それなら優斗ん家がなんとかしてくれるらしい…
梅宮財閥は優斗んちに借金があるらしいからなぁ…」


《左様ですか、でしたら今すぐ準備いたします…旦那様には…?》


親父かぁ……
暫くはなしてないな…


「あぁ―…代わってくれ…」

《かしこまりました》


《…………もしもし》


「よぉー…親父か?」


《……あぁ。》


「あのさ、」


潰しの件、いちおう話しとくか、


《聞いてたぞ。》


あ、そうかよ。



「………でさぁ」



《…どうしたい?》