「あれ?気持ち良かった?抵抗しなくなったね」


「そんなによかったのかよコイツのキス」


下品な笑い声が響く



私は感覚がマヒしてい


何がなんだか




もぅ







‐ガラガラ‐



倉庫の入り口が開き冷たい風が入ってきた



「……ねぇ」



陽介!?




「それ、俺のだから
返してくんねぇ?」


何で……



マヒしていたのに、
涙がとめどなく溢れた


「はぁ?
意味不明っ」


「「「はははははっ
つか、誰だてめぇ」」」



「知らねぇの?」



口調は穏やかだけど
いつになく怖いかお



「しるかよーっ」


また乾いた笑い声が響く

それを制止するかのように


「本城陽介…覚えとけよ?」

ドスの効いた声が響いた


チャラ男たちの目つきは一変し、


「本城……ま、マジかよ」


「あの…本城陽介か…?」



あの?



「やっと判ってくれたみたいだな?

俺の女、随分と可愛がってくれたみたいじゃん?」


ドキッ…


不謹慎だけど…

カッコいい…


し、


ドキッとした。