ガチャ────… 「わぁっ!!すっごーい!!」 扉を開けた向こうの世界ははまるで、お城の中に入ったかのような感覚だった。 「いやぁ……今回はすごい気合い入れてみたよ。」 秋人が苦笑いをしながら、アタシたちを案内してくれた。 「ねぇ、ドレスなんだけど、俺が考えたヤツ、良かったら記念撮影用として着ない?」