「だけどまた、俺たちには重すぎる試練がふってきました。 それは、関係を断った彩にまで……。 俺は、自動車事故により、記憶がなくなりました。」 智也が乗用車に跳ねられ、その場に居合わせたアタシ。 でも、それは消えたはずの赤い糸が、再びアタシたちの関係をたぐりよせたのかも知れない。