「俺は彩が喜んでくれるならそれでいい。 そばにいられなかった分を取り返したいんだ。」 いつになく真剣な表情で前をみながら話す智也にアタシは目が離せない。 「彩に嘘もついた。 そのせいで、解決すると思ってたことが、余計に彩を傷つけていた。 彩をいつまでも俺の存在に縛り付けたくなかった。 でもまさかあんなに月日が経っていたのに彩が俺のこと思ってるなんて想像できねーだろ?」 「そんなの、おあいこだよ。」 アタシだって智也がアタシを思っているなんて想像できなかったもん。