俺の記憶が戻ってから1年の月日が立っていた。 「おはよ。智也」 同居をしている彼女の彩は眩しいほどの笑顔で笑いかけてくれる。 「おはよう。」 あり得ないことがありすぎて、俺たちは他の人が思っている以上に遠回りをしてしまったけど今なら、俺は君に触れることができる……。