そう思って公園を立ち去ろうとした私に…。



「おい、待てよ!!」


雷樹先生のストップがかかった。



ゆっくり振り返る。

「なんでしょうか!?」



「練習だろ?今みっちり教えてやるよ。」

ぇえ!!
今なの!?


学校で散々やったのに。。



「どうしても?」

「お前華桜高校の吹奏楽に入ってるんだろ?」

「はい…。」



「そこは、音楽のレベルが高い高校なんだから今すぐにでも練習するべきだ。」


うぅっ……。
嫌だなぁー。。。


私は、ケースからトランペットを取り出した。


すると雷樹先生は、できる曲を演奏してみろといった。