予鈴がタイミングよく鳴った。 帰ろっか、と腰を上げる汐に向かって、最後に言う。 「ほんとに汐がいてよかったって思ってる。ありがとう。」 二人で微笑みを交わしあった。 確かにあたしたちは別々の道を歩き始めているんだ。 過去の柵(しがらみ)に、いつまでも囚われていたらダメだ。 ……藍、あたし、だいじょうぶかなぁ。