「手を繋いで帰った。ママも心配してるからって、アオが笑うから、あたしも…。」 もう何が言いたいのか分からない。 多分めちゃくちゃだ。 けど、藍はずっと静かに聞いている。 あたしの頭の上にある藍の顔は微動だにしない。 それでもちゃんと、強く握りしめる手で分かる。 「横断歩道、渡るとき、だった……。」 声がより震えた。 口に出すだけでも怖い。 ああ、でも伝えなきゃ。 「………っ…!」 言葉が出てこない。