『六花!』 いつも思い出すアオの声はこのときの。 だからその度に苦しくなる。 責められてるみたいで。 「家にも戻れないし、行く当てもなくただ走った。この罪悪感と悔しさから逃れたくて。」 体力が尽きたところで膝を抱えて泣いた。 ここがどこだとかどうでもよかった。 ただ、あの息苦しい場所にいたくなかった。 「そしたら、やっぱりアオは見つけてくれるの。どこにいても……いつでも…。」 そうじゃなかったら、よかったのに。