「平気…?」 「…うん。」 藍はそれ以上は何も聞かないで、中に入るように促した。 あたしは情けなくて、一言も喋らないまま最上階へ足を踏み入れた。 藍も、何も言わない。 ……呆れちゃったかなぁ。 我が儘言って、こんなとこ連れてきて…。 「六花。」 聞き慣れたはずの声に、思わずビクッと身を竦めた。 その様子に藍は微笑んで、手を離すとカーテンを開けだした。 あまりの眩しさに目を細める。 舞い散るホコリさえもキラキラ反射して、あたしの目には美しく映った。