うちのバァちゃんちは少し造りが変わっていて2階がバァちゃんの家

1階には違う人が住んでいる



バァちゃん家に行くには外に付けられている階段を昇って行く他に方法はない
















階段の下に辿り着いた



絶対に居ると思ってたよ……



アンちゃんなら階段の真ん中に座って待ってると思ってた





ホッとした笑顔を漏らし手招きをする


急な段差に気をつけながらアンちゃんの居る所まで昇った








―ギュッ―





言葉も発しないまま抱きしめられた


アンちゃんの腕の中は甘い香水の香り



いつもこの腕に守られてきた

アユミを叱って、力いっぱい抱きしめてくれた――









ねぇ、アンちゃん…―



お父さんとお母さんが離婚しちゃうよ



そしたらアンちゃんとアユミも従姉妹じゃなくなるの?