私は那龍の倉庫に連れてこられた。 下っ端みたいな人が、たくさんいてビックリしたが、一応招待された身だから堂々と階段を上った。 階段を上がると1階よりも綺麗な造りになっていて、3つあるドアのうち1番広そうな部屋のドアを璃玖が開ける。 ドアを開けると、顔を背けてタバコを吸っている男ーーーあの夜の男だ。 私がハンカチを縛った男。 するとゆっくりとこっちに向かってくる綺麗な横顔。 男と目があった瞬間男は目を見開き、私は息をのむ。