正直私は『那龍って何!?』って言うほど、バカな性格をしていない。 那龍については嫌と言うほど噂を聞くし、そこの幹部とかがかっこいいらしい。 その中でも総長の ‐長谷夜琉‐ は特にかっこいいらしいけど、私には全然関係のないことだ。 ましてや、その男に群がってキャーキャー騒ぐそこら辺にいるバカで安い女になるつもりもない。 《キーンコーンカーンコーン》 とチャイムが突然鳴り響いて、クラスのみんなは自分の席に戻って行った。