「…ーだめだ。」 いつの間にか夜琉が私の後ろに来ていて、聖を真っ直ぐ見ながら言い放った。 「待ってよ!!聖が責任とるのはおかしい!!」 「由莉さん、いいんです。元々考えていた事でした。」 「でも!!」 私の言葉を聞かずに夜琉は言った。 「聖、本日7月26日をもって縁鷹を降りろ。総長任命は後日行え。」 「はい。」 は?何言ってんの?まじ意味わかんない。 直也さん、翔さんは何も口出ししない。 「聖、本日7月26日から那龍の幹部補佐に任命する。」 「「はっ?」」 見事にハモった。聖と。