「ねぇ、夜琉。」 「ん?」 普段より優しい言い方だった。 「面子の子と話してきてもいい?」 「ああ。」 私は夜琉と繋がれていた自分の手を離した。 私が下っ端の子達のところに向かって歩き始めると倉庫に静寂が訪れた。 誰も言葉を出さない。 下っ端の子達の前に立つ時、目線を合わせる為に下に降りた。 面子の顔をよく見る。