『ブンッ!!』 風をきる音が聞こえて由莉以外の全員が視線を外した。 目を瞑る者も居れば、顔を背ける者。 だが、由莉だけは夜琉の冷たい目だけを見据えていた。 何分立っただろうか?誰も口を開かない中恐る恐る由莉を見ると、とっても優しい目で背伸びをしながら夜琉のふわふわの髪を優しく撫でていた。 夜琉の足は由莉に当たるギリギリの所で止まっていた。 「ふふっ♪ありがとう、夜琉。」 由莉が静かに言うとやっと夜琉は正気を取り戻したのか目を見開かせている。