ああでも言わないと璃玖はどかないと思ったのだろう。 由莉の後ろをずっと着いてきていた聖は、璃玖の横に立った。 「すみません、由莉さん車から下ろしてしまって。」 「…。」 「でも見てみたかった。 ーーー由莉さんの言う『想い』 だから俺は縁鷹を辞めることになっても、後悔はしませんー…。」