足元に転がっている意識のない星龍の総長を蹴飛ばす。 「う゛…。」 夜琉は星龍の総長を見下すとただ一心不乱に何度も何度も蹴り続ける。 それに気づいた那龍や縁狼がとめに入るが、殴られてしまう。 夜琉は完全に周りが見えなくなっていた。 「夜琉!!!もういいから止めろ!!!」 「…。」 璃玖の声でさえ耳をかさない。 普段冷静な夜琉が自分を見失う程夜琉にとっての由莉の存在は大きい。