「うわぁ痛そう。」 「ありゃあ、あばら何本かいってるわ。」 夜琉から遠くのところで、星龍の下っ端達を相手にしながら紅雨と弘樹は会話をしていた。 さっき始まった抗争も、ものの5分足らずで片づいてきていた。 夜琉がゆっくりと目を開く。その鋭い眼孔に映し出されているのは星龍の総長だった。 それに気づいた星龍の総長も負けじと睨み返すがやはり夜琉には勝てない。