「良かった♪聖は強いって聞くから大丈夫だと思うよ。」 「そんな事ないです。」 たわいもない話を続けていると、いつの間にかに聖、紅雨、弘樹を囲んで下っ端達も加わり楽しく盛りあがっていた。 ちょうどこの頃2階でも話が終わり、夜琉が由莉のいる総長部屋の扉を開けたところだった。 ーーーーーーーーーー 夜琉が部屋に入ると小さな寝息が聞こえてきた。 夜琉は寝ている由莉の元に近寄りベッドに軽く腰掛けて由莉を見た。 大人っぽい綺麗な顔立ちをしている由莉だが、寝顔は少しあどけない幼さが残っていた。