「夜琉。」 那妃が夜琉さんの名前を言っただけで夜琉さんは那妃の肩にあった腕を退けた。 「何かあったらすぐ呼べ。」 「うん。」 空気を読むのが上手い那妃。那妃のすることに敏感な夜琉さん。 お互いがお互いの事をしっかり理解し合っている。それから部屋を出て行った那妃。俺達はすぐに話し合いに入った。 「夜琉、直也達は縁鷹を呼んだみたい。」 「ああ。」 「下に来てる。」 「分かった、弘樹。」 「俺かよ。」 「行け。」 「だりぃ。」 と言ってソファーから腰をあげようとした弘樹さん。