「フッ。俺も完敗だった。」


「えっ!?直也が?そりゃあすごいわ。」



「直也さん、翔さん、縁鷹が来ました。」


「中に通して。」


俺は翔と下っ端が会話をするのを見ていた。


「失礼します。聖‐ヒジリ‐です。」


「ああ、どーぞ座って。」


バーの奥にある一室に入ってきた縁鷹総長聖は翔の言われた通りに座った。



「今回はどんなトラブルですか?」


「あートラブルってか…。」


ここで言葉を切ってからチラッと俺を見た翔。


はぁ。