蒼空‐ｿﾗ‐
初めてきた時は気づかなかったが、ちゃっかり入り口の横に蒼空と書いてあった。
蒼空に入ろうとした私達。けど、弘樹がドアを開けようとする前にドアが開いた。
「あれっ？夜琉達じゃん!!この前ぶり～♪」
「志織さん。俺達食べに来たので中に入れてもらっていいですか？」
「んぁ？璃玖かー。いいよ入っーーーー由莉ちゃん!!!」
私に気づいたらしい志織さんは私の名前を叫びながら飛びついてきた。
「大丈夫？ごめんね、この前は。もっと早く行けばあんな事にならなかったのに。ケガ大丈夫？湿布ならうちにもあるから貼り替えて行く？てかまじであいつ殴っといたから安心しな？「いえあの時は本当にかんー「もう１発殴っときゃ良かったねまじ!!思い出しただけでも許せない。私の由莉ちゃんに何やってんのよ!!本当にくずのくせに。由莉ちゃんもあいつ１発なぐっときな？きっとスッキリするよ。でも由莉ちゃんがあいつ触るとかやめといた方がーー「うるせぇ。」
