紅雨とたわいもない話をしているといつの間にか昼過ぎで璃玖が 「じゃあ蒼空に行こっか。」 「蒼空?」 「広斗さんとこのお店の名前だよ。」 「そうなの?」 「うん。もう昼だからお腹すいたでしょ?」 「うん。行く。」 正直広斗さん達に会うのはあの時以来で気まずい。 けど、お礼はちゃんと言わなきゃいけない。 助けてもらったんだから。 そう思い、車に乗り込んだ。